相談04●鋳物品の鍛造化により生産性向上を図りたい

連載4回目は、量産品の生産性見直しをお考えのお客様からよくいただくご質問としまして、鋳物品の鍛造化についてお話ししたいと思います。




■ 《お客様の問題点》


F社様は、産業用特殊機器の設計から製造、販売まで幅広く事業展開されているメーカー様です。そのF社様の設計開発ご担当者様から弊社へ、次のようなご相談メールを頂きました。



■ 【質問】


「現在、アルミ鋳物加工品の調達先企業では、従業員の高齢化が進んでおり、近い将来、安定的に供給してもらえなくなるのではないかと心配しています。この際、これらを鍛造に切り換えることで、生産性の向上も併せて実現することは可能ですか?」


F社様では、それまで鉄系鍛造品の仕入実績しかなく、非鉄による鍛造品のお取扱は初めてでした。製品はヒートシンクで、送っていただいた図面を基に検討の結果、少しの形状変更が可能であれば、鍛造化による生産性向上を実現できる可能性があるとお伝えし、後日F社様を訪ねました。


ヒートシンク

ご担当者様のお話では、 「鋳物品ではやはり『ス』が入ることによる不適合の発生が避けられず、歩留まりも相当悪く、また、切削加工の生産力も乏しいため、納期的な問題も発生している」 とのことでした。そこで、弊社設計によるデザイン形状図面をお渡しするとともに、鍛造化のメリットをご説明しました。



■ 《弊社からの提案と生産性向上効果》


鋳物の場合、溶解した金属材料を型に流し込むだけで成形できますが、鍛造品の場合は切断材が高価であることに加え、切断・加熱・鍛造という複雑な工程を経るため、通常約3倍の製品単価となるケースが多々あります。
そこで、弊社独自の薄肉化ノウハウにより、低強度のため厚肉にならざるを得なかった鋳造部品を、約1/3以下まで減肉することに成功。特に、台座部分の最小化を図ることで、投入重量を削減し材料費を低減しました。


さらに、その台座底面と側面を鍛造肌として成形することで、切削加工3工程を1工程に削減して切削費も大幅に低減。
お客様から、
「不適合が無くなり、生産性が約3倍まで大きく向上した。納期対応も素晴らしい。将来の安定供給面でも安心しました」
と、お褒めの言葉を頂戴した事例となります。


従来の鉄製部品形状と、弊社で新たに設計・製作したアルミ鍛造の金型

ちなみに、鋳物より鍛造品の方が金属組織が密であることから、ヒートシンクとしての物性も2倍ほど改善されていることが判明し、最終的に組立相手部品も含めて弊社へご発注いただけるようになりました。



こちらの取組みの詳細につきましては、白光金属工業までお気軽にお問い合せください。私井上(イノウエ)が、貴社の課題解決へ向け誠心誠意アドバイスをさせていただきます。


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